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口臭の原因　その10

口臭を発生原因によって大きく分類してみると、病気を原因とした病的口臭、食べ物やタバコなどを体内に取り入れることが原因となる外因的口臭、生理的な原因が起こす生理的口臭というのに分けられます。
生理的口臭に分けられるものは、誰にでもある口臭のことです。
起床直後やお腹がすいたとき、緊張する場面に居るときには誰でもみんな口臭を放出します。
生理的口臭は、睡眠中や空腹時、緊張状態のときなどに唾液が分泌されにくくなり、口内の細菌が増えやすい状況で生まれます。
唾液の分泌量が減ることと細菌の繁殖が揃って発生すると、口臭の原因と言われる揮発性硫黄化合物が多量に生成されて口臭が起きます。
しかし生理的な口臭は、病的なものや外因的なものとは違い、歯磨きをする、食事をする、リラックスするといった対応を取ることで解消されていくものです。
生理的口臭は口腔内の唾液分泌量が問題なくあれば自然と口臭が弱まるので、専門医に診てもらうことはありません。
女性は生理にともなって口臭がきつくなることもありますが、ホルモンのバランスが不安定になってしまい起こる口臭なのでこれも専門家の治療は必要ないでしょう。
同じようにして妊娠や思春期といった血液中のホルモン量が変化する際にもきつい口臭が出てくることがあります。
人間誰でも生理的口臭を持っており、適切なケアをすれば改善可能なものですから、気にし過ぎなくて大丈夫です。
自分が出している口臭が生理的なものなのか、病的なものなのかが心配なら、独りで悩まず、歯科や内科などで相談してみましょう。