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子供の口臭

口臭は成人後に生じる様々な原因により臭いが発生しますので、一般的に臭いを発するのは大人だという認識があります。
しかし子育てをされている方ならご存知だと思うのですが、実は子供の口臭が気にかかるケースが非常に多くあるのです。

子供の口臭でまず原因に挙げられるのは、「歯磨きがしっかりできていない」「虫歯がある」「歯茎にトラブルがある」といった点です。
やはり子供の場合には適切な歯の手入れができませんので、磨き残した部分が多くあると細菌の繁殖が進んでしまいますし、口内のトラブルを知覚できないと、やがて臭いを発するようになってしまいます。

これらは保護者がしっかりとした歯のケアを教えてあげると共に、一定の年齢になるまでは定期的に診てあげることで防ぐことができます。

また子供の口臭の原因として「口での呼吸」に偏っているという点も挙げられます。
私たちはあまり意識していないのですが、鼻と口の双方を交互に使い呼吸を行ないます。ところが子供の場合は口での呼吸に８割ほどを依存しているため、口内が非常に乾きやすくなっているのです。

口内は唾液の分泌により、唾液に含まれる殺菌成分が口内環境を守っているのですが、口を開いている時間が長いと乾燥してしまい、殺菌成分が行き渡らないことから臭いの原因菌の繁殖が進行してしまうのです。
これを解消するには、口呼吸から鼻呼吸にシフトするための訓練やしつけが必要となりますので、詳しくは歯科医師に相談してみましょう。