口臭の原因 その4
タバコを吸っている本人はあまり気にならない臭いでも、タバコを吸わない人にとっては不快な臭いとなっていることがあります。
そして、喫煙するとそのタバコから出る臭いだけでなく、タバコが原因の口臭をきつく感じる人もいます。
タバコを吸うことによってタバコに含まれるタールなどが舌に付いてしまい、それが唾液と混ざることでタバコくさい臭いになります。
けれども、時間が経てばこのタバコ臭さというのは唾液が持っている洗浄する力によってきれいさっぱり無くなるでしょう。
そのため、切れ間なくタバコを吸い続けるヘビースモーカーでなければ、時間がたつことでタバコ臭さは薄れていきます。
それより大変なのは、タバコには唾液が分泌されにくくしてしまうという働きがあるのです。
タバコが原因で唾液の分泌が妨げられ、歯垢が増えやすい状態になり、歯茎の血行に悪影響を及ぼします。
歯茎の血行に問題があると、歯周病も発生しやすくなることが広く知れ渡っています。
タバコを吸う人は吸わない人に比べて、歯周病にかかる率が5倍と言われています。
タバコを吸うことで歯周病のリスクが高まり、その歯周病は口臭の原因になってしまうという関連性が出てくるため、タバコと口臭には深い関係があるといえます。
タバコを吸うことが原因で発生する口臭を抑えるためには、タバコを吸わないのが最大の解決策です。
でも、スパッと禁煙なんて無理だという人も多数いるでしょう。
タバコを吸うことで起きる口臭をなくすために、量を減らしたり、歯磨きを寝る前に丁寧にすることや、緑茶でのうがいなどの方法を試してみることをおすすめします。
