口臭を起こすもの
口臭を起こすものは様々あって、時に原因と結果があまり結びつきにくい、見えにくいということもあります。
その代表例が「便秘」「偏食」「生活リズムの不安定」などで、一見するとあまり口から臭いを発することと関連性が無いように見えます。
まず「便秘」についてですが、体内に便が溜まり排泄が上手くいかないと、時間の経過と共に腸の中で便は腐敗してしまいます。
ただでさえ悪臭を放つ便がさらなる臭気を放つことになり、腐敗と共に発生する有害な物質が体内を循環してしまうのに伴い、口臭や体臭として臭いを放ってしまうのです。
それと同様に「偏食」もまた口臭を起こすものとして挙げられます。
偏食の方は炭水化物や肉などを中心とした食生活になりますので、野菜に含まれる食物繊維が不足して便秘を誘発します。
さらに肉などは腐敗が早いので、野菜中心の食生活の方に比べれば便の腐敗が著しく、当然に悪臭の度合いもひどい物となってしまうのです。
また「生活リズムの不安定」に関しては、睡眠時間が安定しなかったり、睡眠不足の状態の事を指しています。
人間の脳内では、睡眠が安定しないと自律神経の交感神経が優勢になる傾向があって、その結果「唾液の分泌が減少する」という現象が発生します。
殺菌成分を含んでいる唾液が少ないと口内の細菌が繁殖しやすくなり、「生活リズムの不安定」は遠因ではあるのですが巡り巡って影響し、口臭を起こすものとして挙げられるのです。
